7ナチュラルなパッケージでも色を足してみると・・・
(インタビュアー:「TEINEI」製作委員会)
橋本
さて次はナチュラルな色のパッケージに、から揚げやサラダを入れてみました。黒色や朱色、ちょっと奇抜な先ほどのガンメタリックな色に比べていかがでしょうか?

デザイナー
茶色系の具材が多くボリュームもかなりありますが、落ち着いた色のパッケージにカラフルな野菜も入ることで賑やかさも出ているような感じがします。
橋本
フーケンでも学びましたが、「食の五原色」という言葉がありますね。今回はゴマなどの黒はありませんが、白と黒、赤と黄色、そして緑にあたる青、この場合は野菜の緑、この五色が入っていると彩りが良く栄養バランスもよく彩りも良いといわれています。
デザイナー
食の五原色はよく覚えています。飲食専門のデザイン会社として知っておくべきお話でした。仕事の面では色の部分に注目しますが、生活の面では栄養バランスの勉強にもなりました。
橋本
緑の野菜が入ることで栄養バランスが良くなりますね。お野菜の値段は天候で変動しやすいので、高価な時には緑のカップを使っても良いと思います。洋食の場合はこのように緑のカップを使うとボリューム感も出ますし、和食の場合はバランを使うという方法もあります。ナチュラルな落ち着いた色のパッケージはホッとさせる効果もあります。
デザイナー
白いご飯に梅干しの赤い色はアクセントにもなりますね。
橋本
赤というのは人間の本質的な血の色であり、梅干しの場合は見ているだけで唾液が出て食欲が湧く効果もあります。賑やか、派手な色でもありますので、一点入るだけでわくわくもします。トマトも同じですね。トマトがあるのとないのとでは華やかさに加えて食欲のそそり方が変わってきます。
胃と繋がる色といわれているオレンジも同じように食欲が出る色で、オレンジの看板には唾液を出す効果があるともいわれています。
デザイナー
食欲をそそる色の1位、2位は赤とオレンジともいえますね。この2色はぜひお弁当に入れたい色ですね。