TEINEI

TEINEI GUEST TALK Vol.1

フードグラフィック研究会

季節の器と色彩について

花生活空間 代表浜 裕子 様YUKO HAMA

CREATION BY YUKO HAMA
TEINEI GUEST PROFILE

花生活空間 代表

浜 裕子 様

YUKO HAMA

フラワー&食空間コーディネーター

ガーデン、インテリアデザイン、
テーブルセッティングを学び資格取得。
フラワー、テーブルコーディネートをはじめ、
旅館、ホテル、レストラン等での、
食空間プロデュースおよびコンサルティング、
近年は和の精神、文化を積極的に取り入れた、
コーディネート提案、広告等の企画、演出を手がけている。
ショッププロデュース、店舗リノベーション企画を手掛ける。
花のある暮らしを生活空間に昇華させることを、
コンセプトに「花生活空間」を設立。
アトリエにてテーブルコーディネート教室なども開催している。
NPO法人食空間コーディネート協会理事、認定講師
詳しくは下記をご覧下さい。 http://hanakukan.jp

フードグラフィック研究会

季節の器と色彩について

花生活空間主宰 浜裕子先生をお招きして
季節の器についての講義や
フードグラフィックに欠かすことが
できない色彩へのアプローチを
テーブルコーディネートという体験を通して
楽しく学ばせていただきました
その中から見える大切なこと
これからのフードグラフィックの可能性などを
改めて浜先生にお話しを伺いました

4道具について

酒器

YUKO HAMA SELECT (インタビュアー:「TEINEI」製作委員会)
浜裕子先生
(以下敬称略)
こちらは「ちろり」という酒器です。
ガラス製で、蓋の部分が銀製です。
日本酒はもともと、神様に捧げる神聖なものですので、
節句のコーディネートには冷酒はつきものです。
そのため使用頻度は高いですね。
こちらの組み合わせは浜先生のお考えですか?
そうです。
元々はセットではないのですが、本日は伝統工芸の漆とガラスという
異素材の組みあわせにしました。
このグラスは漆塗りなのですか?
外側は漆で中はガラスです。これも新しいデザインですよね。
伝統的なものも勿論良いけれど、
新しい組み合わせも食卓に発見があります。
見慣れたグラスでいただくよりも、お酒の味も倍増して嬉しくなりますよね。
かの有名な魯山人の言葉に、「器は料理の着物」がありますね。
器に遊びや楽しみがあると食卓は、さらに美味しくなります。
一緒に食事をとる人と幸せな時間を分かち合うことにもつながると思います。
「器は料理の着物」ですか。良い言葉ですね。
このグラスは特徴的ですね。中が抜けて見えますね。
面白いでしょう(笑)
漆をガラスに塗れるのですね。驚きました。
昔からの技術です。
漆は縄文時代からあったと言われ、接着効果もあるので、
ガラス、陶器、磁器にも塗れますし、竹にも。
こちらは飛騨の漆です。
有名な輪島や、日本三大漆器の山中、越前、会津以外も
頑張っている漆のメーカーさんがたくさんありますよ。
一般的に漆というと輪島塗りというイメージが強いですね。
漆は縄文時代から作られている器ともいわれていますので、
北海道以外の日本全国で作られています。
飛騨高山の伝統工芸品として、木目をみせた塗の技法
「しゅんけい(春慶)」などがあります。
伝統を継承しつつライフスタイルの変化に伴い、
新しいデザイン、プロダクツのニーズも高まっていますね。
漆の器というと、どうしても漆独特の色使いが浮かんでしまうのですが、
この色味とガラスとの融合には驚きました。
そして素敵です。新しさを感じます。
YUKO HAMA SELECT
高杯
酒器
露 カトラリー