7フードグラフィックとは何でしょうか
岡村正昭先生
(以下敬称略)
(以下敬称略)
長尾さんにとって「フードグラフィック」とは?
長尾
シェフの方々が心を込めて作ったお料理を、ちゃんとお客様に知ってもらう。
そこが基本かなと思います。そこからいかにその料理を美味しそうに見せるか、伝えるかという流れを根本的に大事にしています。
とはいっても美味しさを伝えるだけではありません。
HiRASAWAのデザイナーひとりひとり異なる考え方があるとおもいますが、 私自身はお店の雰囲気にあわせた主張しすぎないデザインを心がけています。
考え方としてテーブルカトラリーのひとつとしてのイメージです。
違和感なくお店に溶け込み、料理をわかりやすく伝え、お客様のお口に運ぶまでがフードグラフィックの役目だと思っています。
そこが基本かなと思います。そこからいかにその料理を美味しそうに見せるか、伝えるかという流れを根本的に大事にしています。
とはいっても美味しさを伝えるだけではありません。
HiRASAWAのデザイナーひとりひとり異なる考え方があるとおもいますが、 私自身はお店の雰囲気にあわせた主張しすぎないデザインを心がけています。
考え方としてテーブルカトラリーのひとつとしてのイメージです。
違和感なくお店に溶け込み、料理をわかりやすく伝え、お客様のお口に運ぶまでがフードグラフィックの役目だと思っています。
岡村
飲食店の人から「HiRASAWAさんに仕事を依頼したら何をしてくれますか」というストレートな質問がきた場合はどう回答しますか?
長尾
「お店の商品をしっかりお客様に伝える」でしょうか。
今ではだいぶ市民権を得てきた「熟成肉」ですが、出てきた当初は「古いお肉なの?」というイメージもあったことと思います。
今ではだいぶ市民権を得てきた「熟成肉」ですが、出てきた当初は「古いお肉なの?」というイメージもあったことと思います。
岡村
なんで古い肉なのに高いの?という疑問を持たれる方も。
長尾
何をするかというと、熟成肉の説明をするということ。
ただ説明をするのではなく、そこに響きをつけるのです。
「熟成」という言葉というだけでワインのようなイメージも出来る。
そこを上手くデザインに落としこむ。
今はもう熟成肉の説明を長々とはいらないのかなと思っています。
時代の流れに応じて柔軟に対応をしています。
ただ説明をするのではなく、そこに響きをつけるのです。
「熟成」という言葉というだけでワインのようなイメージも出来る。
そこを上手くデザインに落としこむ。
今はもう熟成肉の説明を長々とはいらないのかなと思っています。
時代の流れに応じて柔軟に対応をしています。
岡村
飲食店を展開される会社は食のプロ集団ではありますが「うちのピザは隠し味に高級珍味を入れている」というような伝え方はプロではない。
それを汲み取ったうえでのメニューブックが出来ることがHiRASAWAさんですね。
それを汲み取ったうえでのメニューブックが出来ることがHiRASAWAさんですね。
長尾
大手飲食チェーン店は社内にデザイナーがいらっしゃる会社も増えました。
会社全体でデザインに対する知識が非常に豊富になられていて時に厳しいお言葉をいただくこともあります。
フードのデザインは簡単だと思われていた時代もあったかもしれませんが、今は市場もでき、対応に対して高いスキルが求められます。
お話を伺ったUDの考え方も積極的に取り入れていかなくてはいけないですね。
会社全体でデザインに対する知識が非常に豊富になられていて時に厳しいお言葉をいただくこともあります。
フードのデザインは簡単だと思われていた時代もあったかもしれませんが、今は市場もでき、対応に対して高いスキルが求められます。
お話を伺ったUDの考え方も積極的に取り入れていかなくてはいけないですね。
岡村
HiRASAWAさんがどういう会社であってどのように相談に乗ってもらえるのか。
他社との違いが見えてきましたね。そうなれば飲食のデザイン会社ならどこでも良いとはなりません。
まずはHiRASAWAさんに聞いてみようとなりますね。そういう形になってくるといいですね。
他社との違いが見えてきましたね。そうなれば飲食のデザイン会社ならどこでも良いとはなりません。
まずはHiRASAWAさんに聞いてみようとなりますね。そういう形になってくるといいですね。
長尾
当社には印刷機もあり、ブック本体の制作部門「SHISAKU」もありますのでデザインから一貫して社内で作ることが可能です。
それはデザイン事務所のみの会社との大きな違いですね。
それはデザイン事務所のみの会社との大きな違いですね。
岡村
HiRASAWAさんの強みが分かりました。
長尾
ありがとうございました。