1フードグラフィック研究会について
(インタビュアー:「TEINEI」製作委員会)
浜先生には過去に2回、当社のフードグラフィック研究会に
講師としてご参加いただいております。
雰囲気などお聞かせいただけますか?
講師としてご参加いただいております。
雰囲気などお聞かせいただけますか?
浜裕子先生
(以下敬称略)
(以下敬称略)
楽しかったですよ!
私は各地で講演会や講習会をしておりますが、
このような試みは初めてでした。
私は各地で講演会や講習会をしておりますが、
このような試みは初めてでした。
クリエイティブの最前線でご活躍中の
プロフェッショナルの先生から教えていただく貴重な時間です。
社員の気も引き締まります。
プロフェッショナルの先生から教えていただく貴重な時間です。
社員の気も引き締まります。
浜
1回目の講義では色彩についての講義もありましたね。
自分の好む色をカラーチャートから選んで、
清色(純白に白または黒を混ぜた色)と
濁色(純白にグレーを混ぜた色)に分けて、
それぞれ好きな色のトーンを探り、各自の色の嗜好について調査しました。
そこから自分の嗜好、他人の嗜好の違いから見えてくるものがあったと思います。
テーマは特性上、デザイナーの方には興味深い内容ですが、
デザイナー以外の部署の方にはどうアプローチすれば良いか
という不安はありました。
ですが皆さんの一体感もあって楽しかったです。
自分の好む色をカラーチャートから選んで、
清色(純白に白または黒を混ぜた色)と
濁色(純白にグレーを混ぜた色)に分けて、
それぞれ好きな色のトーンを探り、各自の色の嗜好について調査しました。
そこから自分の嗜好、他人の嗜好の違いから見えてくるものがあったと思います。
テーマは特性上、デザイナーの方には興味深い内容ですが、
デザイナー以外の部署の方にはどうアプローチすれば良いか
という不安はありました。
ですが皆さんの一体感もあって楽しかったです。
社員がチーム毎に分かれてワイワイと相談しながら楽しそうでした。
ただの「好きな色は?」ではなく「その色のトーンは?」となると、
傾向なども見えてきますから幅が広がりますね。
ただの「好きな色は?」ではなく「その色のトーンは?」となると、
傾向なども見えてきますから幅が広がりますね。
浜
限られた時間の中で、どこまで皆さんにお伝え出来るかが課題でした。
デザイナーは学校で必ず習っているはずの色彩の知識ですが、
日々の仕事の中で「自己流」を良くも悪くも通してしまっていた者も
いたと思います。改めて初心に戻って学べたと思います。
日々の仕事の中で「自己流」を良くも悪くも通してしまっていた者も
いたと思います。改めて初心に戻って学べたと思います。
浜
皆さんが熱心にカラーチップを選んでいらっしゃいましたね。
講義のあとは社員を6チームに分けて、
実技項目として浜先生直々にテーブルコーディネートを
ご指導いただきました。
たくさんの食器やリネン類、小物も準備してお持ちいただき、
なんとも贅沢な時間でした。
全て浜先生が普段のお仕事でお使いになられている
正真正銘の質感溢れる本物です。
実技項目として浜先生直々にテーブルコーディネートを
ご指導いただきました。
たくさんの食器やリネン類、小物も準備してお持ちいただき、
なんとも贅沢な時間でした。
全て浜先生が普段のお仕事でお使いになられている
正真正銘の質感溢れる本物です。
浜
器、たくさんになりましたね(笑)。
必ずチーム内にはデザイナーさんがいらっしゃると
伺っておりましたが、様々な部署の皆さんと協力して
テーブルコーディネートを完成させ、
最後にはチーム毎にプレゼンしてくださいました。
必ずチーム内にはデザイナーさんがいらっしゃると
伺っておりましたが、様々な部署の皆さんと協力して
テーブルコーディネートを完成させ、
最後にはチーム毎にプレゼンしてくださいました。
コーディネートに対して浜先生からその場で
ロジカルにアドバイスをいただけたので、
スタッフは実践的に感じることが出来たと思います。
この体験を仕事に活かしてくれると思います。
ロジカルにアドバイスをいただけたので、
スタッフは実践的に感じることが出来たと思います。
この体験を仕事に活かしてくれると思います。
浜
講義終了後にはチーム毎にレポート提出もくださいました。
会社としてしっかりフィードバックまで取り組んでくださり、
非常に感激しました。
会社としてしっかりフィードバックまで取り組んでくださり、
非常に感激しました。
ありがとうございます。
このフードグラフィック研究会が始まったのは今から3年ほど前です。
当時は社員同士で独自に調べてきたフード業界の様子を
発表する場だったのです。ですが言い方は悪いのですが、
「ネット調べ」の域から脱することが出来ませんでした。
このフードグラフィック研究会が始まったのは今から3年ほど前です。
当時は社員同士で独自に調べてきたフード業界の様子を
発表する場だったのです。ですが言い方は悪いのですが、
「ネット調べ」の域から脱することが出来ませんでした。
浜
インターネットからの溢れる情報では
真偽を確かめるのは難しいですよね。
真偽を確かめるのは難しいですよね。
このままではいけないと方向転換を図り、
半分はダメ元の気持ちで業界の頂点にいらっしゃる先生に
お声かけしようとなったのです。
実際に最前線でご活躍されていらっしゃる先生に間違いはありませんから。
食にまつわるクリエイティブを実践提案している
プロフェッショナルの先生とHiRASAWAのスタッフが
時間を共有することに本当に大きな意義があります。
浜先生にとって、「食にまつわるクリエイティブ」とはどういうものでしょうか?
半分はダメ元の気持ちで業界の頂点にいらっしゃる先生に
お声かけしようとなったのです。
実際に最前線でご活躍されていらっしゃる先生に間違いはありませんから。
食にまつわるクリエイティブを実践提案している
プロフェッショナルの先生とHiRASAWAのスタッフが
時間を共有することに本当に大きな意義があります。
浜先生にとって、「食にまつわるクリエイティブ」とはどういうものでしょうか?
浜
クリエイティブという目に見えないものを具現化する事。
特に食空間というステージでお客様の想いや
イメージを形にするのが私の仕事です。
五感を刺激し、視覚に訴えた演出と共に感動を呼び込む
「空気感を共にする」という事を目指しています。
特に食空間というステージでお客様の想いや
イメージを形にするのが私の仕事です。
五感を刺激し、視覚に訴えた演出と共に感動を呼び込む
「空気感を共にする」という事を目指しています。
空気感とは「感じる」ことなのかもしれませんが、
先生の著書を拝読していて思うのが、
先生のスタイリングにはとてもロジカルな部分がありますので、
その部分が感性と相まって、より空気感を生み出しているのではと思います。
その空気感がスタッフにも伝わり、全員がモチベーション高く
取り組むことが出来ました。
先生の著書を拝読していて思うのが、
先生のスタイリングにはとてもロジカルな部分がありますので、
その部分が感性と相まって、より空気感を生み出しているのではと思います。
その空気感がスタッフにも伝わり、全員がモチベーション高く
取り組むことが出来ました。
浜
こちらこそ、楽しい時間でした。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
社員たちの作品の一部です。
浜先生からお褒めの言葉もたくさんいただきましたが、
同時に的確なアドバイスもいただき、
大変勉強になりました。ありがとうございました。
浜先生からお褒めの言葉もたくさんいただきましたが、
同時に的確なアドバイスもいただき、
大変勉強になりました。ありがとうございました。
- PRESS:CHISATO HAGIWARA
- PHOTO:YAMAGUCHI